灰の取り扱い

灰の取り扱い

灰およびスラグ除去システムの目的は、火格子での燃料の燃焼で形成され、熱面で排ガスから分離されたスラグ (ボトムアッシュ)、ボイラー灰、飛灰を収集、冷却、除去することです。バッグハウスフィルターを抽出ポイントに移して保管および使用します。

底灰（スラグ）は、廃棄燃料が火格子上で焼却された後に残る固体残留物です。底部灰排出装置は、火格子の端に蓄積して排出プールに落ちるこの固体残留物を冷却して排出するために使用されます。焼却中に格子を通過して落ちる粒子であるふるい分けも、このプールに収集されます。プール内の冷却水は炉のエアシールとして機能し、煙道ガスの排出や炉内への制御されない空気の漏れを防ぎます。エプロンコンベアは、プールから底灰やかさばる物体を取り出すために使用されます。

冷却に使用された水はコンベアで重力によって底灰から分離され、排出プールに戻ります。放水プールの水位を維持するには補充水が必要です。ブローダウン水タンクまたは原水タンクからの補充水は、除去されたスラグ中の水分として失われた水と蒸発損失を補充します。

飛灰は、燃焼中に形成され、排ガスとともに燃焼室から運び出される粒子で構成されています。フライアッシュの一部は熱伝達面に蓄積して層を形成します。この層は、機械的ラッピングなどの洗浄システムを使用して除去する必要があります。残りの飛灰は、ボイラー後の排ガス処理 (FGT) システムに設置されたバグハウスフィルターで排ガスから分離されます。

伝熱面から除去されたフライアッシュはアッシュホッパーに集められ、ロータリーエアロックフィードバルブを通ってドラッグチェーンコンベヤーに排出されます。ホッパーとバルブは灰排出中のボイラーの気密性を維持します。

バグハウスフィルターで排ガスから分離された飛灰とFGT残渣は、灰ホッパーからスクリューコンベアで集められ、ロータリーエアロックフィーダーを経て空圧コンベアに導かれます。コンベアは固形物を灰の処理および保管場所に輸送します。飛灰とFGT残渣を別々に収集・保管することも可能です。